〜適応障害を克服するために〜たまごどうふの体調記録日記

たまご豆腐の体調記録日記〜適応障害を克服するために〜

適応障害で休職中の新入社員が綴るブログ

たまご豆腐の体調記録日記〜適応障害を克服するために〜

適応障害で休職中なので、焦って結婚するのはやめました。

こんばんは。適応障害で休職中のたまご豆腐です。

適応障害で休職中の私が、付き合っている彼と結婚しても良いのかそれとも焦らない方が良いのか、今まで色々と葛藤してたことを整理しました。

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適応障害になる前の結婚観

適応障害になる前の私は、将来についていくつか希望がありました。 

  • 子どもを20代のうちに産みたい
  • 子どもができる前にある程度二人の時間を過ごしたい
  • 同棲するぐらいなら結婚したい
  • お金をしっかり二人で貯めたい

こういった理由から、彼と私は社会人2〜3年目ぐらいで結婚したいねとずっと話していました。

そしてこれを実現するために私より一足早く社会に出ていた彼はお金を貯めようと頑張っていましたし、プロポーズやお互いの両親への挨拶のタイミングなどを考えてくれていました。

 

適応障害になって予定が狂ってしまった

私が社会に出てからは、二人で結婚に向けてコツコツお金を貯めるはずでした。

それが、私がなんと適応障害で休職することに。異動や配置換えのない職場だったこともあり、復帰できない可能性が濃厚になっていきました。

私はそれでもつい最近まで早く結婚したい気持ちが強かったです。

早く彼と住みたかったんです。何より彼といるのが一番楽で心が休まるからです。

結婚前に同棲はしたくない派でしたが、もうそんなこだわりはどうでもよくなっていてなるべく早く彼と一緒に住みたくなっていました。

そうすれば病気も治ると思っていました。

「結婚できるよね?早く一緒に住めるよね?」と彼に何度も聞いていました。

彼は本心なのか安心させるためなのか 「たまご豆腐は働かなくてもいいよ。俺は今すぐにでも結婚してもいいと思ってるよ。」 と言ってくれていました。

その言葉を聞いて安心しつつも、現実的に色々と問題があることも内心分かっていました。

 

お互いの両親は納得するのか問題

まず、結婚するためにはお互いの両親に納得してもらわないといけません。

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彼のご両親に対する思い

彼の実家は気軽には行けない距離にあるので、元々今年の夏休みか年末年始を利用してご挨拶にうかがおうと思っていました。

夏はちょうど休職したばかりで体調も悪くご挨拶にうかがうことができませんでした。

ありがたいことに、彼のご両親は私の病気についてとても理解してくれています。

夏にうかがえなかったときも「体調辛かったら無理しなくて良いからね。でも、もし来られそうならいつでもどうぞ」と優しい言葉をかけてくださいました。

彼に対しても「ちゃんと支えてあげなさい」と言ってくれていました。

理解をしてくださっているのはとてもありがたいのですが、その分余計申し訳ない気持ちになってしまいました。

「自分の息子が病気の女と結婚したいなんて言ったら複雑だろうな」
「そもそも休職してる状態で結婚したいと言うなんて非常識なんじゃないか」

と思っていました。

 

私の両親に対する思い

私の実家は今私たちが住んでいるところと近いこともあって、ちょくちょく彼が遊びにきていました。

私の両親は彼のことを信頼しているので、そこは問題ありません。問題は私です。

ちゃんと話してはいませんが、私の両親は私が病気をしっかり治して働けるようになってから結婚した方が良いと考えていると思います。

見栄とか世間体ではなく(多少はあるかもしれませんが)、何よりも娘の私を心配してのことだと思います。

 

私の母は自身が結婚・出産を経てもフルタイムで働き続けていたこともあり、女性も自立して働くべきだという考えの持ち主です。

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私たち姉妹に対しても、男の人に頼らずに1人で食べていけるぐらいには稼いで仕事は続けなさいと言っていました。

私もそんな母の姿を見ていたので、バリバリ働くのが当たり前というかロールモデルとして刷り込まれていました。

だから、母にしてみれば今の不安定な状態のまま結婚させるのは、結局彼に依存する形になってしまうので心配なのだと思います。

そんな両親の気持ちも私は分かっていました。

私の姉は自立して幸せな結婚・出産をしています。姉は親に孫まで見せてちゃんと親孝行しているのに、どうして私は親に心配ばかりかけているんだろうと思う気持ちもありました。

子育てに奮闘する姉からは「早めに子ども産んだ方が楽だよ」言われたこともあって焦る気持ちもありました。(これを言われたのは病気になる前ですが)

劣等感やら申し訳ない気持ちやら焦る気持ちやら複雑な感情を抱えつつ、やはり結婚することに対して今の状態では賛成されないだろうと思っていました。

 

経済的にキツイかもしれない問題

私が今ちゃんと働けていない状態で経済的にやっていけるのかという、切実な問題もありました。

彼は「たまご豆腐が働かなくても大丈夫。」と言いますが、もし二人だけでやっていくとなったら今より相当生活レベルを落とす必要があります。

例えば住居。彼は今とても便利なところに住んでいるのですが、二人用の広さの部屋に住むためにはもっと郊外に住まないと家賃が大変なことになるでしょう。

もしも子どもが生まれたら。私は自分が受けさせてもらったのと同程度の教育を子どもにも受けさせてあげたいと思っていましたが、私がしっかり稼がない限りそれは難しいと思います。

 

理想の結婚とはほど遠いかもしれない

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彼のご両親に対して申し訳ない気持ちを抱えたまま結婚しても幸せになれないかもしれない。

皆に祝福されていた姉の結婚式を思い出し、私の場合は今結婚してもあんな風には手放しで祝ってもらえないかもしれないとも感じていました。

結婚式だって今の状態じゃできるかも分からないし。

精神的にも経済的にも自立できていない自分に対して、自信ももてず後ろめたさを抱えていました。

そんな状態でする結婚は、私が思い描く理想の結婚ではないかもしれないと悩み、葛藤していました。

満足のいく結婚式があげられなかったり、どこか後ろめたさを抱えた状態で結婚をしてしまったりしたら、いつか後悔するのではないかという不安も抱えていました。

 

極端な考え方をしていた

そんな風に色々と問題があることは認識していながらも、それでもやっぱり彼とはなるべく早く結婚したいと思っていました

彼と一緒にいると心が休まるし、安心できることはやっぱり私にとって一番大切なことでした。彼と結婚すれば病気も早く治せると相変わらず考えていました。

そして、もし結婚が伸びたら、余計に焦って治る病気も治らなくなるかもしれないと思っていました。

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「来年結婚できない」ということは「病気が完治するまで結婚できない」ことだと思っていました。

病気のせいなのかもしれませんが、とても極端で偏った考え方をしていました。

来年結婚しない→病気が治らない→結婚が伸びる→子どもも産めなくなる→余計ストレスがかかる→病気が治らない→結婚できない…

という負の思考ループにハマっていたのです。すごく論理が飛躍していますよね…。

病気を少しずつ治しながら、結婚についてもゆっくり無理のないペースで進めていくという考え方ができていなかったんですね。

 

辛い現実から逃げたかった

私は休職してからずっと不安を抱えていました。

  • 病気がなかなか治らないことへの不安
  • 仕事やキャリア形成への不安
  • 彼しか心の支えがないことへの不安
  • 今の社会的な立場に対する不安
  • 出産や子育てへの不安

こういった不安が結婚することで解消されると思っていました。

病気や休職によって引き起こされた辛い状況も、結婚すれば何かが変わると思っていたんです。

そしてやっと気付きました。私は苦しい現状から、ただただ逃げたかっただけなんだと。

だから都合の悪いことには目をつぶっていたんだな、と。

つい最近まで、両親に対しても結婚した姿を見せれば、結果的には親孝行になるだろうとも思っていました。完全に、自分にとって都合の良い考え方をしていましたね。

 

今、結婚や将来に対して思うこと

最近症状が少し落ち着いたこともあって、色々と冷静に考えられるようになりました。

もしかしたら退職を決めたことで腹をくくったのかもしれません。

今現在休職中であること、彼に対して精神的に依存していることなどの事実をきちんと受け止めた上で、改めて結婚について考え直しました。

自分の人生がこれ以上想定外になるのが怖かった

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私が病気になった上でも早く結婚したかったのは、辛い現実から逃げたかったことに加えて、自分の中で想定外のことが起こるのが怖かったからなんだと気付きました。

社会人になって2年後には結婚する、という自分で決めた予定が崩れるのが不安だったんです。

これ以上、自分の人生が思い通りにいかなくなるのが嫌だったんです。

それに気付いて、こんな考え方をしてるうちは病気が良くなるわけないじゃんと思うようになりました。

 

なりゆきまかせでいこう

今は自分の想定と違うことが起きることも受け入れられるようになりたいと思っています。

何が何でも来年中に結婚しなくたって良いじゃない。

だからといって病気が治らない限り結婚できないわけじゃない。

そもそも結婚って私一人だけで決めることじゃない。

彼やまわりの人たちと相談しながら、なりゆきまかせでいけば良いじゃない

ただでさえ私は今、決断力も判断力も鈍っているんだから。

そんな風に考えられるようになりました。

この病気の場合、環境が変わるのもストレスになると聞いたことがあるので、大きな決断は慎重にしたほうがいいんだろうなとも思います。

結婚も彼も逃げることはないので。(たぶん)

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結婚ってこういうもの、という自分の理想も一回壊してみました。

別に無理して都会に住まなくたっていいじゃない。

二人だけの生活だっていいじゃない。

働けたら働く、働けなかったら働かない、それでいいじゃない。

なんだかとても楽になりました。

 

おまけ:彼の意見

上で書いたような話を彼にしたんですね。

そうしたら彼からこんな返事をもらいました。

たまご豆腐、考え方変わったんだね。なんだかすごく安心した。

おれもたまご豆腐が少し前まで結婚したくてたまらない状態なの知ってたよ。だから結婚申し込もうか結構悩んだ。でも焦って結婚しても良いことないし、のんびりいこうかなと思ってやめた。

だけど別に今の病気治らないと結婚しないとか、就職するまで結婚できないとかも思ってないよ。俺とたまご豆腐と、お互いの両親が納得できるなら明日だっていいと思ってる。だから今たまご豆腐のLINEみて少し安心した。今ならもう結婚したいなと思うよ(これプロポーズじゃないよ)

色々と葛藤していたのがバレていたようです。

 

さいごに

まだまだ乗り越えるべき壁はあるけど、まずは周りの人達のためにも自分のためにも、自分と向き合って体調を良くすることに励みたいなと思います。焦らず、のんびり。

そもそも子どもが欲しくて焦ってたけど、薬を服用しているうちは妊娠できないや…。

生理も最近周期がおかしいので、まずはそこを治していこうかな。

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私は結婚に対して焦らずのんびり考えることにしましたが、必ずしも皆こうすべき!ということを言っているわけではありません。

一人ひとり状況が違うと思いますので、皆さまが自分にとって前向きでステキな決断ができることを願っています。