〜適応障害を克服するために〜たまごどうふの体調記録日記

たまご豆腐の体調記録日記〜適応障害を克服するために〜

適応障害で休職中の新入社員が綴るブログ

たまご豆腐の体調記録日記〜適応障害を克服するために〜

頑張って図書館に行って良かった日

こんばんは。

適応障害で休職中のたまご豆腐です。

 

やっぱりゾルピデムの方が合っているかも

昨晩、間違えてブロチゾラムレンドルミン)ではなくゾルピデムマイスリー)を服用してしまいました。

でも、特に問題もなくすぐに寝付くことができました。

中途覚醒もなく、朝の6時過ぎまで一度も起きずに寝ることができました。

この前怖いこと(参照:ゾルピデム(マイスリー)を服用した後、ハイになって怖かった話。)があったけど、やっぱりゾルピデムの方が私には合っているのかもしれません。

今度また医師に伝えてみようと思います。

 

朝は調子が良かったのに…

よく寝られたこともあってか、午前中はかなり調子が良かったです。

朝ごはんを食べて、少し部屋の掃除をしたりしました。

あっという間にお昼になってしまいましたが、調子も良かったので図書館まで歩いてでかけようと思いました。

シャワーを浴びて出かける準備をしました。

しかしいざ準備が整うと、突然落ち込みがきてしまいました。

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外出して日の光を浴びれば元気が出るかもと思い、重い体を引きずって家を出ました。

歩きながらも、体は鉛のように重くなっていきました。

家に引き返せばよかったのかもしれませんが、そんなことを判断する余裕もなく図書館までただただ歩き続けました。

途中で涙がぼたぼたこぼれてきました。

はたからみると異様な光景だったと思います。

普段だったら25分くらいで着く道のりを40分以上かけてなんとか歩ききりました。

 

図書館で少し落ち着く

図書館に着いたのでひとまずトイレに入って泣きました。

少し落ち着いたので、好きな作家の本を適当に選んで閲覧席で読むことにしました。

綿矢りさの『私をくいとめて』という本を読みました。

最初は全く文字が頭に入りませんでした。やっぱり無理かな、帰ろうかな、と思っていたのですが、せっかく頑張って歩いたんだから!と思ってしばらく本とにらめっこをしていました。

するとだんだんと気持ちも落ち着いてきたのか、読み進められるようになりました。

 

読めるようになってくると、また欲を出してしまい、どうせなら最後まで読み切りたいと思い始めました。

結局、肩や首が痛くなりながらも3時間くらいかけて読んでしまいました。

読み終わった頃には、疲労もありましたが達成感がありました。

帰りも同じ道のりでしたが、心なしか足取りも軽かった気がします。

「私をくいとめて」

本の内容も面白かったです。

32歳、おひとりさまの主人公みつ子が脳内に住む「A」と会話しながら進んでいくお話です。

話の中でぐっとくるセリフもありました。

「真夜中の沈黙に身を浸すのは危険です。漆黒が身体の芯に染み込んで、取れなくなります」

声は私の質問に答えなかった。

「夜にははっきり感じた孤独は忘れられません。孤独は、人生につきものです。誰かといても、癒されるものではありません。はっきりと意識してはだめです。ふわふわと周りに漂っているときは、息をひそめて吸うのを避けるのです」

「自分が独りぼっちだって、気づいちゃいけないの?」

「気づくのはしょうがない、でもうまく逃げて。変に意識しない方がうまくやれます。普段意識せずにまとわりつかせるだけならいいですが、意識したとたん、どうやってこんな深い海で泳いでいたんだろうと息苦しくなって、なにもかも不自然な、ぎこちない動きになって溺れてしまいます」

 私も眠れないとき、世界で独りぼっちになったような気持ちになることがあります。そういったときの気持ちを上手に表現しているなと思いました。

 

また、病気になってからというもの他人との間に壁を作っていた私に響くセリフもありました。

「人間が必要とするのは、いつも自分以外の人間ですよ。他人との距離は一万光年より遠くても、求めるのは他者の存在なんです」

 今でも時々全ての人間関係を放棄してしまいたくなる時がありますが、支えてくれるのも他ならない他者なんだと思えば、周りにもっと優しくできるのかなと思いました。

私をくいとめて

私をくいとめて

 

 

少しずつできることを増やしていこう

ところで最近Twitterで、「リワーク」という言葉をよく見るようになりました。

精神疾患で休職している方が復帰を目指すために通うプログラムだそうです。

リワーク・プログラムとは、うつ病やストレス関連疾患などで休職中の方を対象にした、職場復帰を目指したプログラムです。職場復帰を想定したプログラムに適応できるように、心身のコンディションを整えることを目的としています。

リワーク・プログラム の流れ | 働く人のメンタルヘルスサポート | 心療内科 さくらクリニックより 

Yokkoi41さんのブログで、リワークについて詳しく説明してくださっています。

basquecci.hatenablog.com

 

私はもうすぐ退職してしまうのでリワークに通えるかは分からないのですが、自分でもリワーク的なことができたらなと思っています。

自主リワーク - ちょっと立ち止まって…休んでいきませんか? 院長の個人ページにようこそ^ - ^によると、図書館に通うこともリワークの一つになるみたい。

今までは図書館に行っても自分の好きな本を読んでばかりでしたが、新聞を読んで内容をまとめるなど頭を使う作業も行っていくといいそうです。

少しずつでも、社会復帰できるように頑張っていきたいと思います。